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宮古島椿おいる圧搾日記 前編

  • 執筆者の写真: espicule
    espicule
  • 2019年11月22日
  • 読了時間: 3分

先週末、宮古島から戻りました。 今年は大きな台風が多く、宮古島に限りませんが、農作物がひどく影響を受けているので、いろいろと心配でもあり。。。 椿の実を絞るのは年に一度、この時期だけということで、お手伝いなどしに行って参りました。

宮古島、今回で私は3回目でしたが、初めてこんなに青く晴れた宮古島ブルーを見ることができました。 気温は19度くらいから23度くらい。まるで春のよう。 一番気候が安定している時期なのではないでしょうか。

今回、『こころもり』というピアノ&ボーカルユニットを組んでいるSatokoさんが偶然島に。それも奇跡だが、最後にその意味がわかったという非常に運命的な旅でもあったのでした。。。!

まず、作業は3日間。初日は年に一度しか使わない椿オイルの作業場の清掃で1日が終わり。 なんと台風で屋根が無くなっている部分があり、すごい量の土が降り積もっていました。

今年の椿の実は豊作の年の4分の1くらい。宮古島のサトウキビや他の農作物も収穫高がとても少ないそう。

収穫量が4分の1に減ったというのは、もしもこれで食べていたとしたら、その年の収入が4分の1になるということで。

もしもこれが自分の立場だったら,恐ろしい話ではないでしょうか?!

農家の人たちの苦労を少し実感しました。

2日目、3日目と採れた椿の実を機械で圧搾しました。まずは不良な種を選別。それからガスの火に大鍋をかけて、椿の実を炒って、、皮に含まれる水分を飛ばし、同時に熱殺菌。

採れるオイルに含まれる水分をなるべく減らすことで、品質の劣化を防ぎます。

たくさん、実を潰してもほんの少しのオイルしか出てきません。100mlのオイルを搾り出すのに、椿の木4本分くらいは必要ではないかと感じました。今年は特に種の中が空洞で空っぽのものが多く、絞っても絞ってもあまり出てきませんでした。

こりゃ大変な作業です!

絞ったオイルは細かい皮が含まれ、濁っていて。 これを1日くらい放置して沈殿したものを取り除いて、美しい透明のオイルをとりだします。

この時、下に沈殿した濃い液体。オイルの分量のさらに10分の1くらいなので、椿の木40本で100mlくらいということになります。

この澱から、新しい商品アイデアがうかび、今日はその研究を始めました。具体的にできてきましたら、またおしらせさせてください。

今回、85歳になる椿の生産者、砂川次郎さんのお姉さんにお会いできました。85歳のお姉さんも、74歳の奥様も、宮古島椿オイルを髪、顔に塗っているそうです。お二人とも、全然シミなどなく、肌は真っ白で、髪は真っ黒ふさふさ。 白髪が全然ないというのは、宮古島のサンゴの土壌から生まれた椿の実の抗酸化力だろうということです。

宮古島は日本でたったひとつのサンゴが隆起して生まれた島だそうです。 だからそこに育つ植物は、他の島や本土にはない特色を持っています。

この貴重な旅については、また後日。

後編につづく。m(_ _)m


 
 
 

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